はじめての楽器が家にやってくると、とてもうれしい。いつものなら当然やることを、あとまわしにしてしまいがちだ。以下の3ステップは、かならず先にやっておこう。
目次
全楽器共通のポイント
ステップ1 不具合、破損箇所がないか確認する
新品の場合、まず大丈夫だと思うけど、一応確認しておいたほうがいい。本体全体をながめて、傷などがないかたしかめる。ギターなら弦を張り、かるく弾いてみる。キーボードなら電源を入れて、いくつかの音色を鳴らしてみる。、
ステップ2 自宅で出せる音量の確認
すでに紹介している内容だけど、家族や友人と同居しているなら、これはとても重要だ。『どの時間帯に、どれぐらいの音を出していいか』、実際に音を出して、同居人に確認してもらう。
ステップ3 保証書、外箱の保管
新品はもちろん、中古の楽器にも保証書がついてくる。楽器を購入するとうれしくて、ついこれらの管理をあとまわしにしてしまいがちだ。しかし、楽器の保証書には数万円以上の価値がある。万が一楽器が壊れたり、不具合が見つかったときにそなえておこう。
- 保証書とレシートは、クリアファイルなどに入れて、置き場所を決める。
- ユーザー登録が必須になっている場合は、面倒でも必ず先に登録をする。
- 外箱もとっておいたほうがいい。楽器が壊れたり不具合があった場合、メーカーや楽器店へ配送することになる。
ギターの追加ステップ
楽器の置き場所を決めよう
ギターはふだん、部屋のすみに置くといい。部屋を歩いているときに、足をぶつけて楽器を倒してしまうことを防げる。安価なギタースタンドは倒れやすいものが多いからとくに注意しよう。
ふだんは弦をゆるめておく
演奏しないときは、少し弦をゆるめておく。ネックが反るのを防ぐためだ。楽器にもよるけど、ペグを一周ていどまわすといい。不安なようなら「このギターの場合はどのくらい?」と楽器店の店員さんに聞いておく。
ギター関連の小物の置き場所と容器
ピックやチューナー、つめきりなどの置き場所を決めよう。ピックはフタつきの容器に入れておくといい。ピックは平べったいから、床に散らばるとひろうのがけっこう大変だよ。
家具の配置
ギターを傷つけないように、肘おきのある椅子、机の角に注意する。ギターの場合、傷をつけてしまう機会が多いのは演奏の前後だ。ギターを抱えあげたり、スタンドにもどすときに、机などにぶつけることがある。最初のころは、新しい楽器を「ゴン」となにかにぶつけると、けっこうショックを受ける。そのうち気にならなくなるけど、できれば悲しくなる回数は少ないほうがいい。
- よけいな家具を片づける
- 危なそうな角にクッションをつける
- 部屋でギターを弾くときの定位置を決めてしまう
これぐらいのことで、「ゴン」の回数をかなり減らせる。
キーボードの追加ステップ
飲みものなどの液体を近づけない
キーボードは電子機器だ。なによりもまず液体に注意しよう。マグカップやグラス、観葉植物などは、極力キーボードから遠ざける。それらの置き場所を決めると安心だ。
一発で音が出なくなったらしい。彼はいいやつで、すぐに電話をかけてきてあやまり、楽器を弁償すると言ってくれた。それなりに高額なシンセだったけど、そのときぼくは、ほかのキーボードをメインで使っていた。だから彼が持っている、まったく使っていない(けどいい音)のギターを必要になるまで貸してもらう、ということにした。彼はギタリストで、何本かギターを持っていたんだ。相手がいいやつだったからこんな感じで済んだけど、もっと困ったことになる場合もある。それはきみの創作活動によくない影響をおよぼす。できればこういう事態はおたがいに避けたいものだ。
できればスタンドに載せたままにする
部屋がせまいと、演奏しないときはキーボードを壁に立てかけておきたくなるかもしれない。できればこれは避けたい。理由はふたつある。
ひとつは、楽器に衝撃を与える機会が増えるからだ。一度や二度、ぶつけただけで壊れることはないだろうけど、できれば楽器によけいなストレスを与えたくない。
ふたつめは、きみが大変だから。キーボードはそれなりに重い。とくにスピーカーを内蔵している一部のシンセサイザーはかなり重いよ。腰を痛めるかもしれないし、練習するたびに移動するようだと、練習そのものがおっくうになってしまう。『その気になったら、さっとキーボードのまえに座って弾きはじめられる』のが理想だ。
布を一枚かけておく
キーボードはほこりが溜まりやすい。鍵盤のあいだにごみが入ることもある。大きめの布を一枚用意して、演奏しないときは上にかけておくといい。