中古の楽器を買うときの注意点

中古の楽器を購入する場合は、新品以上に注意が必要だ。注意点をまとめておくので参考にしてもらいたい。

注意点 その1

かならず中古楽器の専門店を利用しよう。専門店には経験や技術の集積がある。楽器にくわしい専門のスタッフが、持ちこまれる楽器をチェックして、メンテナンスをほどこしてから販売している。信用第一だから、当然、変なものは販売しない。

中古楽器専門店のなかでも、こういう店がおすすめだ

  • 半年以上の保証がついている
  • 百本以上の在庫がある
  • お客でにぎわっている
  • 他の店と比べてスタッフの数が多い
  • ネットでの評価が高い
  • メンテナンスの様子などを、画像や動画で公開している
  • 十年以上営業している

こういう店だと、そこそこ安心だ。(とはいえ、当然それなりの覚悟はいる。安いぶんリスクはあって当然だ)

購入まえに、かならず保証の有無と期間を確認しよう。中古の楽器を購入する場合、保証は絶対に必要だ。

近所にこういう特徴の店がない場合

ぼくなら片道三時間かけてでも、理想的な店まで行く。安心感がまったくちがう。専門店以外で購入すると、楽器の状態が悪かったりして、無用のストレスを抱えることになりかねない。

注意点 その2

中古楽器店でも試し弾きができる。購入まえに実物にさわって、弾きやすさや音を確認しよう。

ギターは、購入する「楽器そのもの」をたしかめる必要がある。

キーボードなら、そこまで厳しくしなくてもいいだろう。新品だけをあつかう楽器店におなじ楽器があれば、そちらで試し弾きをすれば感触はたしかめられる。その後、中古楽器はネットを介しても購入できる(もちろん信頼できる店から購入する)。その場合、ちょっとしたものでもいいから、試し弾きをさせてもらった店で購入しよう。

注意点 その3 オークションサイト、個人売買のサイトについて

入門者や初心者は、オークションサイトや個人売買の仲介サイトで楽器を購入するのはやめたほうがいい。トラブルにつながることがあるからだ。

  • 楽器の状態がわからない
  • 弾きやすさが確認できない
  • 取りひき相手が個人の場合、保証がない
  • 商品に不具合があっても、初心者だとすぐに気がつけないことがある

長年の音楽愛好者や、コレクター、壊れた楽器をなおすのが趣味の人は利用してもいいと思うけど、はじめての楽器を入手するなら、安心できるお店を利用しよう。