新品の楽器を買うお金がない場合
「どうしてもお金がない!」という場合は、無理に新品にこだわらないほうがいいと思う。インターネットで検索すると、新品の、ものすごく安い楽器が売られている。初心者向けのセットで、一万円程度のものもある。
しかし当然ながら、安いものにはなにか理由がある。五倍程度の値段の楽器と比較すると、壊れやすかったり、音がよくなかったり、弾きにくかったりする。
ぼくは『安い新品』を買うくらいなら、『状態のいい中古』のほうがいいと思う。中古楽器の購入のコツについては、別の記事で紹介する予定だ。
中古の楽器を買うお金もない場合
中古の楽器を買うお金もないなら(たとえばきみが学生で、家計を助けるためにすでにアルバイトをしている場合など)
ぼくなら『だれかに借りる』という方法を模索する。友人、知人に声をかけて、あまっている楽器を貸してくれる人がいないか、あたってみる。
知りあいに楽器を借りる場合の注意点は、あとでくわしく説明するよ。
きみがこういう状況だったしても、やはり一度は楽器店に足を運んでもらいたい。いい楽器に触ると、とても気分がよくなる。数年後にその楽器を手に入れるために、すこしずつお金を貯める。
そういう目標ができると、暮らしに張りあいが生まれるかもしれない。それはとても素晴らしいことだ。