【ヘッドフォン着用時も要注意】ギター、キーボード演奏時の騒音問題について (1/2)

きみが家族や友だち、恋人と一緒に住んでいる場合、楽器の演奏時に悪気はないのに同居人にストレスを与えてしまう可能性がある。

楽器を用意して音楽をはじめるときは、この点も考慮したほうがいいだろう。トラブルを避けるために、楽器演奏時に出てしまう音について理解して、事前に同居人に相談しよう。

アコースティックギターの場合

アコースティックギターは特に注意が必要だ。当然といえば当然だけど、ヘッドフォンを使って演奏することができない。ボリュームつまみで音量をコントロールすることもできない。

これまでに一度もアコースティックギターに触れたことがない人のために、アコースティックギター演奏時の音量を、強引に言葉であらわしてみる。ぼくの感覚だと、だいたいこんな感じだ。(参考程度にしてね)

■ピックを使って自然に演奏すると「拍手をするぐらいの音量」(拍手の強弱ぐらいの音量の差が生じる)

■指弾きでひかえめに演奏をすると「普通の大きさで会話をするぐらいの音量」

アコースティックギターは、弾き方によって音量がかなり変わる。そして人によって、音に対する感じ方は大きく異なる。

きみの同居人がどう感じるかは、本人次第という部分があるわけだ。けっして小さな音ではないから、できれば楽器を入手するまえに相談をしよう。

同居人と取りきめるルール

今後、家でアコースティックギターの練習、演奏をしてもかまわないか確認する場合、

  • ピック弾きなら、何時から何時まで
  • 指弾きなら、何時から何時まで
  • 弾き語り(ギターに合わせて歌う)のは、何時から何時まで

と、それぞれルールを決めるといい。もちろんその時間内だとしても「いまは練習をひかえて」と言われたら、彼らの要望を優先する。そういう約束もしたほうがいい。

家での練習はむずかしいが、どうしてもアコギが弾きたい場合。

きみの行動範囲内に、思いきり楽器を演奏してもだれにも文句を言われない、安全な場所があれば一番だ。(たとえば野原とか河原とか)。

河原に行くと、サックスなどを練習している人をたまに見かける。大きな公園だと、セッションをしている人もいる。ぼくは二度、千葉の海で、波打ちぎわで縦笛を練習しているおじさんを目撃したこともある。

それがむずかしい場合は、練習スタジオを探そう。私営のスタジオだけでなく、公営のスタジオもある。公営の練習スタジオは、安く借りられる。そのぶん予約が取りにくいかもしれないけど、定期的に利用することを考えると、ずいぶんお金が節約できるはずだ。

防音の設備さえ整っていれば、音楽の練習スタジオでなくてもかまわない。住んでいる場所によって、選択肢は大きく変わるだろうから、まずはあれこれ調べて、練習場所の見当をつけておくといい。

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