音楽は勉強や競技とはちがう

はじめての楽器が手もとに届いた。すごくテンションが上がる。
そんな「これから毎日練習してうまくなろう!」と思っている人に、まず最初に知っておいてほしいことを話す。気持がラクになると思うから、ぜひ読んでみてほしい。

音楽は勉強や競技とはちがう

これから音楽をはじめる。楽器を弾くのもはじめてだ。そういうとき、どうしても肩に力が入ってしまう。性格にもよるだろうけど、マジメな人ほど、

  • 基本を大切に
  • 教則本をきちんと読んで、順番どおりに
  • ひとつずつ、着実に

練習しなければいけない、と考えてしまいがちだ。

『音楽は芸術である』って考えて、ものすごくマジメに取りくむ人もいるだろう。それもいいとは思うけど、最初はリラックスして、気軽にやってもいいんじゃないか。

音楽は勉強や競技とはちがうからね。基本は遊びだ。楽しいものだ。

こう考えたほうがのびのび演奏できる。学ぶことも楽しめる。つまり、音楽の楽しさを堪能できる。人は『楽しい』とか『気持ちいい』と感じているとき、パフォーマンス(集中力や記憶力、理解力)が最大になる。結局は早く成長できる。

目標として『数年後にプロのミュージシャンやコンポーザー(作曲家)になりたい』と考えている人がいるかもしれない。もしきみがそうだとしても、最初はとにかく楽しみながら、いろんなことを吸収するべきだ。

『音楽は楽しい』っていう実感を、きちんと味わいながら成長していかないと、プロになってからつらいよ。プロになったあとは、毎日音楽に取りくむことになるからね。

 

 

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